低い資本効率性の原因と株主の評価
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- ワキタの自己資本比率は約70%と非常に高水準です。以下のように、同業他社比でも高く積み上がった自己資本を背景に、リターンに対して自己資本が過大な状態となり、資本効率性は低水準となっています。
- (出所:QUICK ASTRA MANAGERより作成)
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- このように高い自己資本比率(低い資本効率性)となっていることは、株価のバリュエーションにも反映されていますが、株主総会における「社長及び会長に対する賛成比率」にも表れています。 現在の低い資本効率性を株主が好ましいと考えていないことは明らかです。
- (出所:臨時報告書より作成)
トピック:買収に関する不十分な開示
- ワキタは、近年買収を積極的に進めていますが、買収の基準(EBITDA●倍など)や資本コスト対比で高いリターンが確保できているのか否かが明らかではありません。
- (出所:有価証券報告書より弊社作成)